・製法

2023年産の白ブドウの果汁に酸素を含ませるハイパーオキシジェネーションにて、プレス掛けを行い、ステンレスタンクでアルコール発酵をさせ、MLFを行わず、細かな澱と接触させながら熟成させ、瓶詰め直前にブレンドをして生まれました。フィルター処理ありで瓶詰しています。少量の澱が確認できる場合がありますが、品質には影響はございません。

・味わいの特徴

透明感、輝きのある黄色。高い濃度のアロマ。グレープフルーツ、柚子、柑橘の皮の爽やかさに、黄桃、杏、洋梨の熟した果実香が混じり合います。同時に、白百合、新緑の森、スイカズラ、アニス、リンデンティ、白胡椒、マッチ箱や海風、火打石の様なニュアンスがあります。厚みのあるアタック、ヴォリューム感、まろやかさを伴いながら、しっかりとした酸味があり、酸のレベルは高いです。粘着性と鉱物質が混じり合い、果実の風味の中に塩っ気を伴います。アルコール感は中程度からやや高めで、戻り香にはグレープフルーツの皮のようなほろ苦さが持続します。バランスの良さは抜栓後も数日続きますので高い熟成能力も有しています。

・料理との相性/サーヴィス

【素材との相性】
生牡蠣、新鮮な魚介類（帆立貝、エビ、蟹、蝦蛄、蛸、白身魚（鱒、舌平目、鱈、鱸など））、サラダ仕立て、カルパッチョ仕立て、生野菜、アスパラガス、ウイキョウ、山菜、グリーンサラダ、天ぷら、フライ、酢の物、中華風サラダ、シャルキュトリー、豚肉（生ハム、ベーコン、ソーセージ）、鶏を使ったお料理、牛タン、シュークルート

【風味との相性】
レモンや柚子などの柑橘や塩味を加えると味わいが増幅するお料理、レモンペースト、ハーブソルト、塩味のお料理、昆布〆のお料理、クールブイヨン、酸味のあるソース、トマトやフルーツとの相性が良い肉、苦みをポイントにしたお料理、フロマージュブランやモッツァレラ、ルブロションのチーズを使った味付けと相乗します。オリーブオイル、マスタード、わさび、岩塩を加えたいと思う料理にはよく合います。

【ワインサーヴィス温度】
14℃～16℃

※法律により20歳未満の酒類の購入や飲酒は禁止されております。